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★女性や子供の甲高い声を「黄色い声」と言うことがあります。なぜ甲高い声を「黄色」というのでしょう。
この「黄色い声」の語源にはさまざまな説があり、ひとつは、金属をこすったときに出る甲高い音が、女性や子供の声に似ていることから「金切り声」となり、そこから転じて「黄色い声」になったというものです。
また別の説では古代中国の経典に由来するというものもあります。古代中国では、音の高低に音符ではなく、色で印をつけていて、一番高い音の印が「黄色」だったという説です。
日本には中国から由来する言葉が数多くあるため、この説は信憑性がありそうですが、私たちがイメージする「黄色」の色目とは大きく異なる可能性もあります。
また、古代中国では「黄色」はとても高貴な色だったため、「黄色い声」と結びつけるには言葉の使い方が大衆化しすぎている気もします。
江戸時代に書かれた「浮世風呂」の中には、男性が風呂で歌う声を「黄色い声」と記述があるようです。江戸時代には他にも「白い声」など五色の声が使われていたようです。
★このように、はっきりとした由来は不明ですが、多くの人が「黄色」に持つイメージの中には「歓喜」「愉快」などがあり、甲高い声と合わせるのがもっともしっくりくるかもしれません。ちなみに吐息は「青い」です。
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